大熊運輸株式会社は安全運行をモットーとし、お客様に安心をお届けする会社です。

会社方針

　トラックの安全輸送を担っているのは紛れもなく『 人』であります。また、お客様より受注した詰合せ作業を担っているのもしかりです。つまり社員に良い仕事をして貰うには、良い労働環境を整えることがとても大切なことと考えます。良い仕事をすればお客様からの信頼も増し、また仕事を任せていただける。こうした好循環が生まれます。良い仕事をして貰うには、安心して働ける職場環境の構築が不可欠です。『良い仕事は社員の幸せな暮らしから...』この言葉を念頭に日々、会社を運営しております。

　運輸部門においても女性の活躍できる環境を整備いたします。パートさんと共用で女性専用更衣室・ロッカーや女性専用トイレを完備。今後の２ｔ車更新の際にオートマチック車を積極導入いたします。

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メッセージ

　運輸業界では人手不足が深刻化しておりますが、介護業界と同様にその原因ははっきりとしております。労働に見合った賃金が支払われていないのです。最近はあまり使われなくなりましたが「寿退社」という言葉があります。本来は結婚を機に女性が家庭に入るために退職するときに用いますが、介護施設で働く男性職員が結婚するにあたり、現状の給料では家庭を維持できないので「寿退社」をするという笑えない話を最近耳にしました。社会に必要な重要な仕事を担う人たちがこのような待遇のままでよいのでしょうか。
　社長の仕事は「従業員の皆さんが働きやすい環境や待遇を実現すること」だと考えております。社屋の新築や休眠施設の新設などはその一環ですが、なかでも給与水準の向上は最重要と考えており、様々な取り組みを行っております。結果、昨年度実績で意図的に出勤日数をセーブしている方は除いて、半数以上の正社員ドライバーの年収が４００万円を超え、内５名が４５０万円以上となりました。４００万円に届かなかった社員も４００万円にもう少しで届く水準です。昨年度よりパートさんにも賞与を導入し、実質時給は１1００円以上の方も。従業員本人のみならず、ご家族にも喜んで頂ける制度としてポイント制度を導入いたしました。すでに複数の方がポイントを電子レンジや釣り具・ギターなど家財や趣味の品に交換されて、喜びの言葉を頂いております。

　弊社では就業規則で一応定年は定めてはおりますが、健康で働く意欲のある方であれば、高齢者適齢診断を受診したうえで、ほとんど再雇用をしております。現に最近まで７４歳の社員が現役で活躍しておりました。勿論、体力の衰えを考慮して出勤日数は少なめですが、「働いて給料を貰っているので、家で肩身の狭い思いをしなくて済みます」など感謝の声が寄せられます。老後も安心して働ける会社を目指しております。

「お互いさま」...弊社の社員の仕事ぶりにこの言葉が生きています。ただ与えられた仕事をするだけではなく、忙しく働く同僚を見かければ、手の空いている者はそれを手伝う。手伝って貰った者はまた他の手助けをする。そうした良い循環が自然にできています。

「現場は現場に任せる」一見、無責任に聞こえる言葉ですが、弊社の従業員は自ら創意工夫を重ね、いかに効率よく間違いのない仕事をするか...常に進化をしています。指示待ちで、ただ漫然と作業をしていても効率は上がらないし工夫も生まれません。みなさんの仕事ぶりに脱帽です。

　私も通販をよく利用いたしますが、「送料無料」という宣伝文句をよく見かけます。この言葉にとても違和感を感じます。正しくは「送料は弊社で負担いたします」です。この先どれほど科学が発達しようと物体の瞬間移動や荷物を電線や光ファイバーに乗せて送ることなど実現不可能です。私たち物流を担う人間が働いてはじめて可能となるのであって、そこには相応のコストがかかり、無料はあり得ないのです。

　これからも荷主様のご理解を頂きながら、更なる労働環境の改善を図り、「私たちは社会に役立つ重要な業務を担っている」という自負をもって働ける会社づくりに励んでまいります。

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